読書記録「カナ図書室」

【ウィメンズヘルス理学療法】オススメ書籍とセミナー紹介

ウィメンズヘルスオススメ書籍

カナ
カナ
産前産後のリハビリを勉強したい!
いずれ関わりたい!
という理学療法士さんから
よくご質問いただくので
こちらにまとめておきます。

産前産後リハビリのおすすめ書籍

基本的な産婦人科の知識が
理学療法士にはやはり足りていない
と自分でも思うので、

そういうところを補うのが
いいんじゃないかと思います。



ということで、いくつかご紹介しますが
これが必須というわけでもないし

これだけやればOKというわけでもないので
参考程度にみてくださいね。

【2020.9追記】
・「PT協会ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法部門」を追加しました。
・「ペリネイタルケア2019.9」を追加しました。
・「精神医学2020.9」を追加しました。
・「助産雑誌2020.9」を追加しました。

【2021.3追記】
・「胸郭 統合アプローチ」を追加しました。

 

 

まゆみんが教える!!骨盤底機能

骨盤底に関する細かい解剖学・生理学
カウンセリングのポイントや
評価表もいくつか載っています。

具体的な姿勢や呼吸からの評価の方法や
触診・リリース・エクササイズまでが、
なんと動画でも見られると言う…

これ1冊で骨盤底機能がかなり学べます。

病気がみえる vol.10 産科

イラストや図が満載でわかりやすい教科書です。
妊娠や分娩の正常異常など
基本的な産婦人科の知識を得ることができます。

病気がみえる vol.9 婦人科・乳腺外科

同シリーズの婦人科です。

産前産後だけでなく
女性と関わる上でとっても大事な
女性特有疾患にや不妊について
わかりやすく書かれてます。

みえる生命誕生

こちらはCG?なのかな?
私は英語版で見たのですが、英語でも欲しい!
と思ったほど、ビジュアルでわかりやすいものです。

特に非妊娠時と臨月のお腹の中の様子を
CG化した画像は衝撃的でした!

この書籍をTwitterであげたところ
見事にバズった話題の1冊です。

ウィメンズヘルスリハビリテーション

私が最初に買った本ですが
なんだかんだこれを一番よく開いてます。

基礎的なことが網羅されていて
一通りを学ぶことができます。
立ち返ることができる場所です。

ウィメンズヘルス運動療法

イラストや図が多くてわかりやすいのがいい
という方にはこちらをオススメしてます。

教科書の中では読みやすく
視覚的にもわかりやすいと感じました。

女性の骨盤 妊娠・出産における身体的変化とエクササイズ

「イラストが多い」ということで
この書籍の右に出るものは
今の所ないと思います。
イラストメインとも言えるほど…

骨盤の形状や詳しい解剖、
赤ちゃんが骨盤から出てくるって
こういうことか!!!

というのが全てイラストで
表現されてます。

産後リハにおける骨盤部へのアプローチ

骨盤底筋・会陰部へのアプローチは
こちらの書籍がすごく詳細に載ってます。

MOOK ウィメンズヘルスと理学療法

教科書といえば…というシリーズからも出ています。
実用的な内容が多い上に
幅広いテーマで記載されており
不妊に関することやメンズヘルスに関することも
一部載っています。

骨盤帯

骨盤といえば…というこの書籍。
ダイアン・リーさんの有名な本です。
内容はかなり濃厚です。
細かい解剖学も運動学も本当に勉強になる。

胸郭 統合アプローチ

こちらもダイアン・リー先生の書籍です。
胸郭へのアプローチって産前産後にもすごい大事で
その辺りを細かい解剖や運動学的に解説されています。

また腹直筋離開研究の第一人者でもあるダイアン先生。
離開の研究についても書かれています。

 

 

お母さんを診よう

医療者向けではありますが
妊婦さんを診る機会がある方は
リスク管理を学ぶために
見ておきたい書籍です。

ガスケアプローチ関連

解剖学的に運動学的に
すごく納得させられたガスケアプローチ。

書籍だけではなかなか理解が難しいので
きちんと知りたい方は
セミナーを受講するのをオススメしますが
知識だけでも勉強したいという方に。

こちらは一般向けかなと思います。

ジャーナル・雑誌

リスク管理を学ぶ

リスク管理を学ぶのに
まとまっていてみやすいです。
症状別に書いてあって、
その症状の裏にどんなリスクが隠れているのか?

産前産後ケアをする上で
知っておきたい部分です。

周産期のメンタルケアを学ぶ

産後うつなど周産期特有のメンタルケアは
こちらがすごく詳しくわかりやすかったです。

骨盤に関する特集・PTさんの論文

以下は、特集が組まれたものや
理学療法士さんの論文が載ってるものです。

ウィメンズヘルスの研修・セミナー

近年はウィメンズヘルスのセミナーも
いろんな所で開催されています。

私が参加したものを中心に
いくつかご紹介できたらと思います。
こちらもご参考までに。

ウィメンズヘルスケアフォーラム

東京・大阪・福岡という
全国3ヶ所で年に1回ずつ行われています。
有名な先生方が登壇されていて
とても勉強になります。


日本男女医学研究会主催 APTA女性医学コース

日本にはまだウィメンズヘルスの
決まったカリキュラムがありませんが

このアメリカ理学療法士協会(APTA)認定のコースは
エビデンスベースのきちんとした
産前産後理学療法の教育が受けられます。

確かに高額ではあります。
でもきちんと今後この分野に関わっていきたい方には
このコースすごく大事だと思います。
私は本当にこれ、受けてよかった。

ガスケアプローチ

私も3回程、専門職向けの研修受けました。

骨盤底筋群を守るための
解剖学・運動学・評価・エクササイズ・日常生活動作
理学療法士としてすごく理解しやすく
産前産後に関わらずいろんな方に対しての
臨床の一助になるなと感じました。

組織間リリース®︎

組織間リリース®︎は
すごく細かい解剖学に基づき
組織間の癒着による弊害を取り除くことで
あらゆる不調に対応するものです。

このリリースを勉強してから
解剖学の知識が格段に増えましたし
対応できることの幅が一気に増えました。

PT協会ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法部門

理学療法士協会の中にも
ウィメンズヘルスの部門があり
こちらでも随時研修会が開催されています。

この分野で臨床されている先生や
この分野のことを研究されている先生から
エビデンスベースでのお話を聞けるので
見逃せませんよね。

各研究会主催の勉強会

今は全国各地に
ウィメンズヘルス系の研究会があります。


勉強会をしていたり
外部講師を招いたセミナーを主催していたり
いろんな活動をしているので
お近くの研究会を探してみるのもいいかと思います。


ちなみに、私もこの愛知県を盛り上げようと
こんな研究会を主催しています。
(産前産後だけに限っていません。
広く「女性の健康」をテーマにしてます)


他にも不定期に開催されているものも
たくさんあります。
(私はダイアンのセミナーにいきたい!)


ぜひアンテナを高く高く立てて
情報を探してみてくださいね。




ABOUT ME
近藤可那
「産前産後のトラブルを仕方ないで終わらせない」ように、産後の女性が日々を笑顔で過ごせるよう、ケアを提供しています。 ▶︎プロフィールこちら◀︎