お役立ちコラム

骨盤ベルトの意味がある腰痛・意味がない腰痛

産前産後の腰痛=骨盤ベルト
ではないんですよ

議論され続けるベルト問題

専門家の中でも
答えが全然出ないベルトの話。

そう。
答えは出ていないのですよ。

腰痛→とりあえず骨盤ベルト
恥骨痛→とりあえず骨盤ベルト

簡単に解決するものじゃないんです。

骨盤ベルトが有効とされてる場合

カナ

いわゆる凝ったような痛みや
重だるいような痛みには
骨盤ベルトはあまり有効でないかもしれません。

有効と考えられるのは
骨盤の骨同士をつなぐ靭帯のゆるみによって
不安定感が強かったり、
元々筋肉のアンバランスなどがあったりして
痛みが出てしまってる場合の方

だったりします。

同じ「骨盤の関節の痛み」だったとしても、

  • 関節面に圧迫があって痛みを感じる人
  • 骨盤の不安定感で組織が引き伸ばされて痛みを感じる人

…と、タイプが分かれたりもするので
実はとっても複雑なんです。

カナ

このタイプの違いによってセルフケアも違ってくるから、難しいけどとっても大事なんです

私はこのタイプを見てから、
骨盤ベルトを模倣した形で
一度動きを試してもらって
有効そうならベルトをお勧めしたりしてます。

つまり、早い話がね…

骨盤ベルトして
楽になるならつけてみる。
楽に感じないなら必要ない。

といった感じでもあります。

使い方が大切

楽になるなら使っていってもいいかも
と思うのですが

カナ

ただし!!!

  • 装着する場所
  • 装着の強さ
  • 装着期間

はきちんと守って使ってくださいね

装着する場所

おへそから左右にたどっていくと
腰骨があります。

腰骨より下に着けます。
股関節にかからないように気を付けて!

装着の強さ

これは商品によるので
きちんと説明書で
方法を確認した方がいいかと思います

が、弾力性のないものの場合は特に
締めすぎには要注意かなと思います。

装着期間

これもはっきり「○ヶ月まで!」という
結論は出ていませんが
ベルトに頼りっぱなしにならないように
気を付ける必要はある
と思います。

ちなみに私自身は
産後1ヶ月半くらい使用してました。

ベルトに頼りっきりにならないために

骨盤が不安定な時期は
ベルトして楽になるなら
使ってもいいのでは?と思うのですが

ママさん

ベルトがないと不安で歩けない

となってしまうほど
道具に頼りっきりになっても
いけないなとも思うんです。

カナ

ベルトはあくまで補助具。
松葉杖を使うのと同じようなものです。

ケガをしたあとなどは
一時的に杖を使いますよね。

でも、その間に筋トレしたり
自分の身体を整えて
いずれは杖なしで歩きますよね。

骨盤ベルトも全く同じ。

産後のリカバリーに必要な
インナーマッスルを正しく整えて
ベルトを使わない方向に
徐々に向かっていくことが大切だと考えます。

ABOUT ME
近藤可那
「産前産後のトラブルを仕方ないで終わらせない」ように、産後の女性が日々を笑顔で過ごせるよう、ケアを提供しています。 ▶︎プロフィールこちら◀︎