論文などで見てても約7割くらいの妊婦さんにあると言われています。
腰痛は、妊娠後期で妊婦の68%、産褥期では45%、出産を3年経過しても17%が継続(Noren Lら2002)
だからネットを見ると
妊娠中の腰痛に関する情報ってたくさんあるんですよね。
それだけ悩んでいる方多いってことです。
(それ以外の症状がある人は情報が見つからないから心配になる方も多いですが、産婦人科でリハビリしていると、人によって痛みが出る場所はいろいろなので相談してみてくださいね)
妊娠中の腰痛はなぜ起こるの?
よく言われるのが「反り腰」ですが、
実はそんな単純な話ではありません。
これ、人によって原因が本当にいろいろあります。
中でも多いのが以下によるものです。
- 肋骨周りの硬さ(元々肩こりとかだと多いです)
- 股関節周りの硬さ(開脚だけじゃなくて全方向)
- 反り腰だと思い込んでるけど背骨がまっすぐなタイプ
簡単に解説していきますね。
肋骨が硬いと、腰だけで上半身を支えることになる

左の写真のように、本来は背骨に適切なカーブがあって
バネのように動くことで
腰への負担を分散しています。
でも肋骨は背骨に直接くっついているので、
肋骨の動きが悪いと背骨の上半分も動かなくなります。
そうすると…

アンダーバストから下の腰だけで
上半身の重みを全部受け止めることになり
腰に負担がかかり続けてしまいます。
「反り腰じゃないからOK」ではない
この姿勢は一見反り腰に見えるかもしれませんが、
実際はお腹を突き出しているだけで、
腰の背骨はまっすぐなことが多いです。
まっすぐな状態は、背骨のインナーマッスル=多裂筋 が使えていないサインなので使えるようにしていくことが大事です。
股関節が硬いと骨盤が動かなくなる
背骨・骨盤・股関節、この3つは連動して動いています。
この連動がスムーズに働くことで、体を柔軟に使うことができるのですが、
股関節が硬いと、骨盤を前後に傾けるような「動き」が出せなくなります。
その分を背中や腰の筋肉が無理やり補おうとするので、腰への負担が増えてしまうんですよね。
妊娠中はこれがさらに重なっていく

お腹が大きくなるということは、
その分だけお腹のインナーマッスル(腹横筋)が引き伸ばされている状態です。
この筋肉は姿勢を保つために働いているのですが、
引き伸ばされることで力が入りにくくなります。
さらに、お腹の重みが前に出ることでバランスが崩れ、
体を後ろにのけぞらせて姿勢を保おうとします。
肋骨・多裂筋・股関節の問題に、
このインナーマッスルの働きにくさが重なることで、
妊娠中は腰への負担がどんどん積み重なっていってしまう状態です。
ということで、
じゃあ何をしたらいいの?
っていう部分、ご紹介していきますね!
腰痛のためのエクササイズ
step1で肋骨の動き。
step2で多裂筋と股関節の動きを練習しています。
step3ではお腹のインナーマッスル。
step4では骨盤を支えるお尻の筋肉を練習しています。
体調が悪くなければ寝て行うものは産褥期からできるので
ぜひやってみてください。
\インスタでも同じ動画出してます!保存してやってみてね/
まとめ
理学療法士は、腰痛だから腰を揉むということではなく、
なぜ腰に負担がきているのか?という根本をいつも考えています。
骨盤が立っている状態=背骨のカーブがきちんとある状態
の方が、お腹のインナーマッスルも使いやすいし
腰への負担も少ないけど、
骨盤を立てる動きだけで
・腰が痛くなる人もいるし
・肩が痛くなる人もいるし
・胸が反っちゃう人も。
その原因が
股関節だったり、多裂筋だったり、肋骨の硬さだったり
人によって色々違うので
いろんな可能性を考えながら
いろんな要素を組み合わせながら
対策を考えていく必要があるんです。






