産後ママ向け

【帝王切開】術後に咳やくしゃみが怖い… 傷への負担を減らす方法を産科理学療法士が解説

帝王切開後の咳・くしゃみが怖い。傷への負担を減らす方法を産婦人科の理学療法士が解説

帝王切開の手術後、咳やくしゃみをすると、傷に響くっ…!
でも花粉症で我慢もできない…
毎回くしゃみが怖い。

っていう帝王切開ママさんの声を
毎年、春先の花粉の時期によく耳にします。

なぜ咳・くしゃみで痛いのか

咳やくしゃみの時、

  • 通常:腹筋でお腹を凹ませながらする
  • 産後:腹筋が使えないので、下腹部が膨らみ、傷がひきのばされる

妊娠中、お腹が大きくなった時に、
腹筋の中でも特にお腹を凹ませるように使って
内臓を保つ役割の筋肉が引き伸ばされています。

産後はそこが伸ばされた状態のまま残っていることで
使えない状態になっているんですよね。

産後はお腹を凹ませておく腹筋が使えなくなっている

まず、下腹部を凹ませながら吐くことができるかを確認。
(軽く膣をキュッとしてから吐くとやりやすいです)

咳やくしゃみは、
めちゃくちゃ強くて短い呼気(息を吐くこと)です。

少しずつ、息を吐く練習はしてみてくださいね。


とはいえ、くしゃみは突発的なものだし、
咳が出てしまうのを抑えるのも大変。
息を吐く練習はするけど、できるようになるまでが怖いので
そのための対策もご紹介します!

 

帝王切開後の咳やくしゃみ対策

咳やくしゃみが出る前に
枕やクッションなど大きめの面積のもので
お腹を少し圧迫するようにします。

まだ腹筋が使えない時は、咳の圧でお腹が膨らんでしまうので
それを枕の面積で分散させて膨らまないようにするイメージ。

一番いいのは、帝王切開用の腹帯です。
これは使えなくなった腹筋の代わりを一時的にしてくれるので
軽く巻いておくだけでだいぶ違います。
(強く巻くと、尿漏れなどのリスクにもなるので軽く!)

咳やくしゃみの前に枕でお腹を軽く押さえて、傷にかかる負担を減らす

でもくしゃみの時は間に合わないことも…
特に産後すぐの病院のベッドの上だったりすると
この状態に持っていくこともできなかったりしますよね。

そういう時は手で傷の部分を押さえておくのでも
何もしないよりは怖くないと思います。

そのほかの場面にも応用可能!

他にも、笑う時、寝返りの時、起き上がる時など
帝王切開の方はとにかくお腹に圧がかかる動作は
痛みにつながるので怖いんですよね。

お腹を腹帯で支えておくか、
寝返りの時にもクッションなどでお腹を支えておくと
だいぶ痛みが楽に動作ができる方が多いです。

ぜひやってみてくださいね。

ABOUT ME
近藤可那
産前産後リハビリの理学療法士。 産婦人科クリニック・保健センター5箇所で活動中。 「産前産後のトラブルを仕方ないで終わらせない」をテーマに、 妊産婦さんへの正しい知識の普及に取り組んでいます。 ▶︎プロフィールこちら◀︎