産後のお腹が思ってたよりも戻らなくて
ちょっと気になるなぁっていう方
結構多いのではないでしょうか?
私も上の子を産んだ時は
「お腹って…産んだらすぐ戻るわけじゃないのか…!!」
とびっくりしました。
ぽっこりしたお腹がなかなか凹まないのには
いろんな理由がありますが、
あばら骨の硬さもその要因のひとつかなと考えられます。
皆さんのあばら骨は硬くなってしまっていませんか?
まずは呼吸をチェック!
まっすぐ姿勢を正して座るか、
仰向けに寝て、
目を閉じてゆっくり呼吸してみてください。
- 胸は自然に動いていますか?
- お腹は自然に動いていますか?
- どちらかだけになっていないでしょうか?
- 呼吸は浅くなっていませんか?
呼吸が浅いとどんな影響がある?
あばら骨がかたいと深い呼吸がしにくくなり
呼吸はどうしても浅くなってしまいます。
呼吸は一見、
胸周りだけで行っているように
思うかもしれませんが、
横隔膜とつながりのあるお腹周りや
骨盤底筋、背中・首の筋肉も
関係しているんですよ。
なので、呼吸が浅いというのは
- ポッコリお腹が治りにくい
- 尿モレにも関連あり
- 自律神経のバランスが乱れる
などいろんなことに関連してきます。
特に自律神経は血管の動きや内臓など、
意識的に動かせない身体のいろんな部分を
コントロールしてくれているので、
バランスが乱れてくると
体調も崩しやすくなることも
考えられるんですよね。
産後、なんだか風邪をひきやすくなったな…
というのは、
自律神経の乱れも
一つの要因なのかもしれませんね。
あばら骨をやわらかくするには?
あばら骨をやわらかくして、
ゆったり深い呼吸ができるようになるためには
どうしたらいいのかを簡単にご紹介しますね。
首の筋肉を緩める
首の前側にある筋肉が
かたくなってる方が多いです。
ここをやわらかくするストレッチです。
- 両方の手のひらで鎖骨を下に押し下げます
- 首を真横に倒します
- 真横に倒したまま上を向きます
- そのまま呼吸を繰り返します
- 反対側も同じように行います
胸の前側を緩める
普段から猫背になっている方は
ここが硬くて
あばら骨が動きにくくなっていることが
すごく多いように感じます。
胸の前側と肩甲骨のストレッチです。
- 腕を写真のように90度に曲げて柱に沿わせます
- 足を前後に大きく開きます
- 反対の手で尾てい骨の辺りを軽く押さえます
- アゴをひいて
- 前の足の方に体重を乗せていきます
- 背中を反らせないように注意!
胸の前側を伸ばすエクササイズを
もう一つご紹介しますね。
柱がない時はこちらでもできます。
- あぐらで背中を反らないように座ります
- 後ろで両手をつなぎます
- 手をおしりから離すように肘を伸ばして肩甲骨を寄せます
- この時アゴがあがらないように注意!
体側を伸ばす
首~わき腹にかけて、
身体の横側全体を伸ばすエクササイズです。
- 椅子に座ります。できれば足台などを置くことをお勧めします。
- 後頭部で手を組みます
- 肘が内側や外側に入らないように肘を天井に向けます。
- 顔も天井の方に向けます。
- この時おしりが浮かないように注意!
あばら骨を締める
最後にあばら骨を締める動きを助けるエクササイズです。
妊娠中はあばら骨が開いている
(アンダーバストが広がっている)ために、
呼吸が浅くなるんですが、
出産からあまり時間が経過していない方も
ここがまだ開いている方が多い印象です。
このエクササイズは妊娠中の方はやめておきましょう。
(上の4つは妊娠中でもできますよーー)
- 仰向けに寝ます
- 左右の手をクロスしてつなぎ天井に向けます
- 息を吐きながら左右の手を押し合います
ぽっこりお腹の要因はこれだけではないので、
これですべてが解決するというわけではないのですが、
皆さんが身体に目を向ける
ひとつのきっかけになればいいなと思います。
ゆっくり深い呼吸を感じてみてくださいね。