妊娠中や産後には不調を感じる人がいるのはなぜか?
をまずは解説していきますね!
産後に腰痛が出やすい原因
※原因はそもそも人によって異なるので「そのうちのよくあるもの」という感じで見てくださいね。
体を重力の中で支えるためには筋肉の力が必要。
普段は意識してないけど
自然に使われている筋肉というのがあります。
そのうち、体幹部分で代表的に働いてくれているのが
- 腹横筋(お腹)
- 多裂筋(背中)
- 骨盤底筋
- 横隔膜
というので袋のように構成されている部分なんですが、
妊娠によって、これが全部伸ばされてしまいます。
![](https://coralrhythm.com/wp-content/uploads/2024/03/E4F0055D-243C-4355-9AB5-A62DDA25A45D-1024x683.png)
伸ばされると、筋肉は使いづらい状況になります。
姿勢を保つために使われているので
使いづらい時は今使える別の場所を代わりに使います。
お腹が使えないなら体幹を腰で支えるしかない
っていう感じで腰に負担がきたりもします。
お腹が使えないから胸や肩を丸めるようにしてるので
それはそれで腰に負担がきたりします。
(反るばかりが負担なわけじゃないんです)
ちなみに
ホルモンの影響で伸ばされている側面もあるので
産後半年くらいかけて徐々に筋肉の「長さ」自体は戻るんですが
筋肉って使ってなかったら使えないままになります。
産後何年経っても体が戻らないのは、
お腹が使えないなら別の場所で代わりに頑張る方法を
体がそのまま採用し続けているから。
という方がものすごーーーーーーく多いです。
育児の中での腰痛回避の工夫
根本的に解決しようと思えば、
この腹横筋や多裂筋を使えるようにならないといけなくて、
そこを見落とすと結局は同じことの繰り返しになります。
ただ、そうは言っても
今すぐこの状況から少しでものがれられたら
それだけでも育児が楽になるのにーーー!
ってなりますよね。
厳選して3つお伝えします。
1. 沐浴の時
![](https://coralrhythm.com/wp-content/uploads/2024/03/IMG_3491-1024x845.jpeg)
ヒザをぴんとしたまま前かがみになると
腰にかなり負担がきます。
小さな足台でいいので、片足を乗せておくと
それだけでもかなり負担が減りますよ。
2. 授乳の時
![](https://coralrhythm.com/wp-content/uploads/2024/03/IMG_3492-1024x830.jpeg)
お尻が後ろに倒れてお腹が潰れた状態だと
腰には負担が大きくなります。
お尻の後ろに土手を作るように
タオルとかブランケットなどをかませておくと
骨盤を立たせておいてくれるので楽です。
3. 抱っこの時
![](https://coralrhythm.com/wp-content/uploads/2024/03/IMG_3493-1024x855.jpeg)
骨盤やお腹の上に赤ちゃんを乗せていると
自分の上半身の体重+赤ちゃんの体重まで腰にきます。
時々膝を曲げるようにするだけでも楽ですし、
できるだけ肘を曲げて
肘に近いところで赤ちゃんの重みを受けると楽です。
体の使い方は良くも悪くも日ごろの積み重ね
痛くなるということは
体に負担の多い使い方をしているということなんですよね。
根本的には体を支える筋肉を使えるように
練習するのが大事なので
サロンではその使い方を個人に合わせてお伝えして
コツを掴んでもらっています。
コツを掴んで腹横筋や骨盤底筋・多裂筋を使えるようになると
気づいたら楽になってた!
ということも多いです。
まずは、腰に負担をかけない育児動作をしてみてくださいね。