産前産後で人には言いにくいお悩みのひとつに、尿モレがあります。
「妊娠中だし…」とか「産後だし…」「仕方ない」とあきらめてしまってる方も多いのかもしれませんし、どこで誰にみてもらったらいいのかもわからなくてそのままという方も多いのかもしれませんが、実際、産前産後に関わらず女性の尿モレって、とっても多いお悩みかと思います。
普段の座り方
尿モレに対するケアとしては、骨盤底筋群をどうのこうの…って一番に思い浮かべるかもしれません。
が!
その前にまず振り返ってもらいたいのが、普段の座り方。みなさんはいつもどんな座り方してますか?
ちょっと体感してみよう
椅子に座ってみてください。違いを体感できればどんな椅子でも大丈夫です。
- 背中を反った姿勢を作ってみてください。
- そのままゴホンと咳をしてみます。
- おしもに圧がかかるのを感じてみてくださいね。
- 今度は背中を丸めた姿勢を作ってゴホンと咳をしてみます。
同じようにおしもに圧がかかりますが、圧のかかる場所などに違いがあるのが体感できますよね。
姿勢との関係
姿勢によっておしもにかかる圧はちがいます。
特に!背中を丸めた姿勢(猫背の姿勢)はそれだけで骨盤底筋群が働きにくくなってしまうので、より尿モレにつながりやすくなってしまいます。
今は特別症状がない方も、普段から背中を丸めた姿勢をしている方は、ちょっと注意。
骨盤底筋が働きにくい状態を作り、常に圧をかけ続けることになるので、将来的におしものトラブルにつながりかねません。
骨盤底筋のエクササイズを頑張っていても、普段の姿勢が悪いのでは意味がなくなってしまいます。ここを普段から気を付けていることで回避できることもあるかもしれないので、日常的に気を配ってみるといいですよね。
骨盤底筋は締めればいいってものじゃない
当サロンでは産後の方にも妊娠中の方にも、一般の女性にも、エクササイズクラスでも必ず骨盤底筋のエクササイズを取り入れています。そしてこのような姿勢のご指導も合わせてしています。
骨盤底筋は締めればいいってものじゃない。強けりゃいいってものじゃない。実際、締める!しかしていなくて、硬くなりすぎて働きにくくなってしまっている方もいらっしゃいます。部分的に硬くなってしまってる方もいらっしゃいます。骨盤底筋も状態は人それぞれ。一辺倒に締める!締める!だけにならないように、自分に合ったエクササイズを行ってくださいね。