産後、体重は戻ったんだけど
このお腹が全然戻らなくて…
というお悩みのママさんに本当によく出会います。
産後は内側から整える
産後の身体は内側を丁寧に考える必要がある
と個人的に思います。
理由は3つ!
- 身体の芯がふにゃふにゃだから
- 土台がないと積み上げられないから
- 将来の自分のために
順番に説明していきますね。
1. 産後は身体の芯がふにゃふにゃ
産後すぐの腹筋は15cmも伸びた状態です。
骨盤の底の筋肉もとっても引き伸ばされた状態。
例えて言うなら、伸び伸びのゴムのようなものです。
![](https://coralrhythm.com/wp-content/uploads/2018/10/IMG_6169-215x300.jpg)
妊娠中はお腹これだけ大きくなってたからね…
筋肉は「縮むことで働く」という特徴があるので
伸び伸びのゴム状態では、
そもそも働くことが難しいのです。
皆さんの身体にとって
お腹の筋肉・骨盤の底の筋肉
呼吸をするための横隔膜は
身体の芯ともいえる役割をしています。
![](https://coralrhythm.com/wp-content/uploads/2018/10/インナーユニット-300x200.jpg)
この身体の芯がふにゃふにゃの状態では
体がきちんと支えられないので、
そもそもちゃんと立つことも難しいのです。
そして芯がふにゃふにゃの状態で
激しい運動をすると
すでに弱ってる筋肉に対しての
ダメージも大きいのです。
まずは焦らずあわてず
この芯の部分を整えることから
始めることが大切です。
2. 土台がないと積み上げられない
皆さん、ご自分の姿勢を
横から見たことありますか?
サロンでお客様の姿勢を横から撮ってお見せすると
/
えっ!?!?
私まっすぐ立ってるつもりなのに!!!
\
と驚かれます。
「きちんと立つ」というのは実はとっても難しいことです。
産後の女性は、
このきちんと立つための筋肉が
とても弱っているか
上手に使えない方がとても多いのです。
きちんと立つというのは
運動をするための土台ともいえますよね。
そこに注意を向けながらエクササイズをしないと
効率も上がらないし、
狙った効果は得にくくなってしまいます。
下手すれば、別の所を痛めてしまうこともあります。
土台になる筋肉をまずは整えること!が大切です。
3. 将来の自分のために
産後の過ごし方は女性の婦人科的な一生を決める
とも言われています。
最初にお伝えした骨盤の底の筋肉は
骨盤の中の内臓器を支える役割の
一部を担っています。
![](https://coralrhythm.com/wp-content/uploads/2018/09/2016-03-22-12.41.30-e1537953108379-150x150.png)
重力に弱いこの筋肉が
ちゃんと使えないうちから
上下に動くジョギングなどの激しい運動をしてしまうと
尿モレとか骨盤内の臓器(子宮とか膀胱とか)が
下がってきてしまうような
泌尿器系・婦人科系トラブルのリスクにつながることも考えられます。
産後すぐは身体のベース作り
体重や体型を妊娠前に戻したいというのは
女性なら当たり前ですよね。
そのためにはまず、身体の土台となる部分を作ることが大切です。
身体のベースができてから、ピラティスやエアロビなど
激しい運動に徐々に移行していくと
体重も体型も変化が得やすいなというのが
私がお客様を通じて感じることです。
将来の自分がつらい思いをしないためにも
まずは見えない部分からゆっくりじっくりしっかりと
基礎を作っていきましょう。
私もお手伝いしています。