勉強

【セミナー】子どもを育てる上で大切にしたいと思ったこと。

先日、運営している東海ウィメンズヘルスサポート研究会
第4回目のセミナーを開催しました

講師

今回のテーマは子どもの発達。
講師には東京で多方面でご活躍な中原規予先生をお招きしました。

まだ小さいお子様がいらっしゃるのに、
雨の中大きな荷物と共に名古屋まできていただきました。

先生は名古屋が初めてとSNSで拝見したので(笑)
名古屋駅から会場までの道中
ほんのちょっっっっっっとだけ寄り道をさせていただいて
名古屋城の前をただ通過し「あれが名古屋城です」とかいう
ものすごく残念な名古屋観光を…

決して観光とは呼べない…
こんなことしかできずすみません…

にも関わらず、今回のセミナーは
聞きたいことが聞ける!というすごく贅沢な時間・空間となりました。

子どもを育てるとは

皆さんがよく知る運動発達についてもそうですが、
他者との関わりから自己への関心や他者を理解するなどの社会能力の発達も
子どもにとっては大きな発達段階です。

赤ちゃんは遊びや親とのやりとりを通した
たくさんの経験の中で

運動面も社会的な面も発達していく。

運動発達

赤ちゃんにいろんな刺激をあげて
たくさん身体の使い方を経験させ、
動作を順番に獲得していく手助けをしてあげること。

そのために
ちゃんと子どものことを見ていてあげること

もうそれに尽きるなと改めて思います。

「子どもの発達を促す」とかって世間では言われること結構あるけど
私はどうもその言葉が腑に落ちなくてね・・・(小声)
発達を促すってなんじゃ???

子どもの手助けをすることは理学療法士がトランスファーの介助をするのと同じ

とおっしゃってた言葉が私にはとてもわかりやすかったけど

つまり、親がやってあげ過ぎると、
子供にとっては経験がひとつ減ることになるんですよね。

うちの次男くんも、周りが何でもしてくれるから
あまり動かない子になっちゃって。
エーンって呼ぶからつい私もすぐやってあげちゃったりして…
もっと身体をたくさん使わせてあげないといけないなぁと思いました。

トランスファーというのは車いすからベッドに移ること。
できるところまでご本人にもやっていただきながら、安全を考慮しつつサポートする
というのが理学療法士のやっている介助です。
お子さんへの対応と全く同じ。ほんとそう…

社会能力の発達

赤ちゃんの時からたくさん声をかけてあげる
それがだんだん「自分」とか「他者」を
認識することにつながってくる。

赤ちゃんはちゃんとわかってるんですよね。
言葉が話せないだけで、
ママの言葉をちゃんと聞いてるんですよね。

育児グッズあれこれ

セミナーは気になることを存分に聞ける時間を
設けていただいて、
皆様からの質問がとまりませんでした。

今回私たちが中原先生をお呼びしたのも
こういう教科書には載らないようなことを、
ちゃんと知りたいなぁと思ったところにあります。

足をはめ込むタイプの椅子について

今のママは忙しいから、必要なこともあるかもしれない。
でも、なくてもいいかもしれない。

子どもが自由に動けない時間というのは
長ければ長いほどその間の発達は…↘

長時間の抱っこ紐使用について

これも子どもが自由に動けない時間ですよね。
動きたくなったら外に出してあげたり、
ベビーカーにしてあげたりというのが大事。

抱っこの仕方ももちろん大事。
抱っこ紐での発達における弊害はやはり結構あるようです。

背中スイッチについて

抱っこ紐で寝てしまった場合は
抱っこ紐内での姿勢もやはり大事。

「背中」というけど、首の角度に気を付けてあげるといいのかもしれません。
これ、実践してみたらちゃんと寝てくれてましたよ。

寝かせておくグッズについて

私が今回ハッとしたものでした。
寝かせておくためのグッズ。
バ●ンサーとか…カーブを保つねんねグッズとか…

これも子供が自由に動けない時間ですよね。
イス類だけじゃないんだな…

特にね、赤ちゃんの背骨はいつまでもCカーブじゃないというとこもハッとしました。
それもそうだ…と。
使える時期がありますよね。

寝返りできるようになったら
自分で動けるように工夫してあげることも大切。

便利だからついグッズに頼っちゃうけど、
弊害を理解しておくことと、
赤ちゃんが動きたいときに動けるような使い方をすること
すごく大切だなぁと思いました。

どんな椅子がいい?

イスは子どもさんの下腿(ヒザから足部)の長さに合わせたものをその都度用意するのがいいそうです。

うちの次男くん…お、いい姿勢!
バランスディスクなんて座れたのね…←そこじゃない
イスとしては怖すぎますが、下腿の長さにジャストフィット!!

今後も彼の足の長さに合う椅子を用意してあげようと思います。

近年の子どもたち

最近は公園の遊具がものすごく減ってますよね。
その弊害は特に都会ではいろんなところに出ているようです。

遊具のない公園でどうやって遊んだらいいのか
子どもの時の遊び方がどう子どもたちを育てていくのか
というのがわかりやすく載ってる冊子をいただきましたよ!

サロンにも置いてますので
気になる方はぜひ見に来てくださいね。

こういう遊びをすると
こういうとこが鍛えられるよーーーというのが
とってもわかりやすいです!

子どもを育てる上で大切にしたいこと

いろんなお話を伺って、
いろんなご質問への返答を聴いていて思う。
結局大切なのは
子どもを観察すること(見ていてあげること)

子どもがどうしたいのか
何をしようとしているのか
今の状態がどうなのか

それをきちんと見てあげて対応していくことは
子どもの運動発達にとっても
親と子どものやりとりを通した
社会的な発達にとってもいいなぁって思いました。

運営側として

理学療法士の視点から見る子どもの発達セミナー。
今回は医療関係の方がとても多かったのですが
赤ちゃんに携わるベビー系の先生や
子育て支援に関わる方にも
聞いてもらえるといい内容だったなぁと思います。

今回は託児のシステムもちょっと変えたのですが
それがまたバタバタしたりもして。
無事に託児付きセミナーができたのは
一緒に運営しているゆうさんのご尽力のおかげ。

また試行錯誤しながら問題をクリアにして
いいセミナー運営ができるように頑張りますーー!

内容についての詳しいレポはこちらから!

東海ウィメンズヘルスサポート研究会とは

ウィメンズヘルスを学びたいと思っているPT・OTさんや
民間セラピストさんでももっと学びを深めたいと思っている方が多いことを感じて、
名古屋で女性のことを学べる環境を作りたいと2年前に立ち上げました。

今はセミナー運営だけではなく、
一般のママ向けからだセルフケア講座

アラフォー女性向けのからだケアサロンなども行っています!

女性の心身の健康のために
いろんな取り組みをしていますので
ぜひこちらもご参加くださいね。

ABOUT ME
近藤可那
「産前産後のトラブルを仕方ないで終わらせない」ように、産後の女性が日々を笑顔で過ごせるよう、ケアを提供しています。 ▶︎プロフィールこちら◀︎