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【産後】産後の腰痛の原因と対策まとめ

産後の腰痛の原因と対策 愛知 稲沢 名古屋 理学療法士 産後ケア 産後整体

カナ
カナ
今まで腰痛を感じたことがなかったけど
妊娠中や産後には不調を感じる人がいるのはなぜか?
をまずは解説していきますね!

産後に腰痛が出やすい原因

※原因はそもそも人によって異なるので「そのうちのよくあるもの」という感じで見てくださいね。

体を重力の中で支えるためには筋肉の力が必要。
普段は意識してないけど
自然に使われている筋肉というのがあります。

そのうち、体幹部分で代表的に働いてくれているのが

  • 腹横筋(お腹)
  • 多裂筋(背中)
  • 骨盤底筋
  • 横隔膜

というので袋のように構成されている部分なんですが、
妊娠によって、これが全部伸ばされてしまいます。

伸ばされると、筋肉は使いづらい状況になります。

姿勢を保つために使われているので
使いづらい時は今使える別の場所を代わりに使います。

お腹が使えないなら体幹を腰で支えるしかない
っていう感じで腰に負担がきたりもします。

お腹が使えないから胸や肩を丸めるようにしてるので
それはそれで腰に負担がきたりします。
(反るばかりが負担なわけじゃないんです)

 

ちなみに
ホルモンの影響で伸ばされている側面もあるので
産後半年くらいかけて徐々に筋肉の「長さ」自体は戻るんですが
筋肉って使ってなかったら使えないままになります。

産後何年経っても体が戻らないのは、
お腹が使えないなら別の場所で代わりに頑張る方法を
体がそのまま採用し続けているから。
という方がものすごーーーーーーく多いです。

育児の中での腰痛回避の工夫

根本的に解決しようと思えば、
この腹横筋や多裂筋を使えるようにならないといけなくて、
そこを見落とすと結局は同じことの繰り返しになります。

ただ、そうは言っても
今すぐこの状況から少しでものがれられたら
それだけでも育児が楽になるのにーーー!
ってなりますよね。

厳選して3つお伝えします。

1. 沐浴の時

ヒザをぴんとしたまま前かがみになると
腰にかなり負担がきます。

小さな足台でいいので、片足を乗せておくと
それだけでもかなり負担が減りますよ。

2. 授乳の時

お尻が後ろに倒れてお腹が潰れた状態だと
腰には負担が大きくなります。

お尻の後ろに土手を作るように
タオルとかブランケットなどをかませておくと
骨盤を立たせておいてくれるので楽です。

3. 抱っこの時

骨盤やお腹の上に赤ちゃんを乗せていると
自分の上半身の体重+赤ちゃんの体重まで腰にきます。

時々膝を曲げるようにするだけでも楽ですし、
できるだけ肘を曲げて
肘に近いところで赤ちゃんの重みを受けると楽です。

体の使い方は良くも悪くも日ごろの積み重ね

痛くなるということは
体に負担の多い使い方をしているということなんですよね。

根本的には体を支える筋肉を使えるように
練習するのが大事なので
サロンではその使い方を個人に合わせてお伝えして
コツを掴んでもらっています。

コツを掴んで腹横筋や骨盤底筋・多裂筋を使えるようになると
気づいたら楽になってた!
ということも多いです。

まずは、腰に負担をかけない育児動作をしてみてくださいね。

ABOUT ME
近藤可那
「産前産後のトラブルを仕方ないで終わらせない」ように、産後の女性が日々を笑顔で過ごせるよう、ケアを提供しています。 ▶︎プロフィールこちら◀︎